株式会社カフェクロワッサン 代表取締役社長 上村様
クイック・ヴィジョンの特徴の一つが、高精細な画像による美しい写真が動くこと。これは特に食品を扱っている店舗の方々に好評です。そこで焼き立てのパンとコーヒーを提供する、セルフサービスのベーカリーカフェを全国に展開している株式会社カフェクロワッサンの上村様に、クイック・ヴィジョンを導入した理由とそのご感想を伺いました。
もくじ
カフェクロワッサンの概要
御社の概要について、教えていただけますか。
ロイヤルグループは食およびホスピタリティー事業を展開している企業ですが、ロイヤルホストが全国に約280店舗、その他の飲食店が450店舗ございます。カフェクロワッサンは、その中でもセルフサービスのベーカリーカフェとして全国展開しているブランドです。
事業チェーンとして始めたのは2002年3月からなんですが、元々は1983年に新宿に焼き立てのパンとコーヒーを提供するスタンドタイプのカフェとしてカフェクロワッサンの1号店がオープンしております。これはロイヤル創業者の江頭が日本一のコーヒーショップを作るという目的で、ホテル内に作ったカフェパークの一部として始めたものでした。
ということはブランドとしては、かなり歴史があるんですね。
そもそもロイヤルは、1951年にロイヤルベーカリーという名でパン屋を始めておりまして、日本で最初にフランスパンを作った会社でもあります。福岡を中心にベーカリーのチェーン店アペティートも展開しているんですよ。そうしたベーカリーの技術がカフェクロワッサンのベースにありまして、当社は他にもミセスエリザベスマフィンというマフィン専門店も運営しております。
クイック・ヴィジョン導入以前の懸念
現在、カフェクロワッサンの2店舗に導入されていらっしゃいますが、導入される以前にあった懸念は何ですか?
現在全国に15店舗あるなかで2店舗に導入した理由は、これはビルインと路面店との違いです。オフィスビルなどの中にあるビルインのショップは、ビル内で仕事をされている方のリピーターの比率が高いので、一度入っていただければ品質でリピート率を高めていくことができます。しかし通りに面した路面店は常に新規顧客を捉えていかなければ、売り上げを確保することが難しいのです。
路面店の立地面のポテンシャルをどう上げていくか。ブランドの認知度は他社と比べまだまだなので、視覚的に見せる方法は何かないか探していました。
カフェと言いましても、実はジュース類にもこだわっておりまして、オレンジジュースも店内でカットして搾りたてを提供しています。ベーカリーに関してはロイヤルの工場で行なっており、ほとんど手作りです。クロワッサンについてはバターも薫りを重視して北海道の発酵バターを使っています。粉に対して60%のバターを使った、美味しいクロワッサンを提供しています。それをどうお客さんに理解してもらうか、というところが課題なんです。
それまでは野立の看板を使っていましたが、もっとアピールする方法はないかと思っていたところ、クイック・ヴィジョンさんにご連絡をいただいたので、面白そうだと思ってお話を聞いたんですね。
クイック・ヴィジョンを導入するに至った経緯
説明を受けて、クイック・ヴィジョンのどんな点が導入の決め手になったのでしょうか。
鮮やかな画像が動くのは視覚的に目立ちますし、通りを歩くスピードによる視野の長さによってコマ数を変化させることができるなど、さらに効果的な対策を盛り込んでいるところです。これは新規顧客が取り込める、と思いました。
特に食品関係の業者様には高精細な画像が好評と聞いていますが、その点はいかがでしたか?
やはり食品のイメージをキレイに出すことは重要です。それに店内の雰囲気が中に入ってみないと分からないと不安、という新規ならではの顧客心理が解消できると思いました。店内の写真も見せることができるので、見やすいし分かりやすいですね。
クイック・ヴィジョン導入による効果
クイック・ヴィジョン導入による効果は認められましたか?
導入しております神谷町と新橋の2拠点では導入前と比べ、集客で5ポイントの改善を確認しています。
現在、カフェ業界は厳しい状況で、苦戦が続いている状態です。しかし、この2店舗の売り上げは全店舗の平均よりも高いので、クイック・ヴィジョンも貢献していると思っています。
デザインを依頼している理由
スクリーンのデザインもご依頼いただいていると伺っておりますが、どういうところを重視されていますか。
当社もメニューなどは別のデザイン会社に依頼しております。スクロールサインに関してはスクリーンのデザインまでクイック・ヴィジョンさんにお任せした理由は、動くスクリーンにおけるデザインのノウハウですね。
どうやったら歩いてくるお客様に一瞬で理解していただけるか。クイック・ヴィジョンにはその辺のノウハウがあると感じました。店内の固定バナーなどとは違うデザインの提案をしていただきました。理にかなっている見せ方だと思い、お願いしています。
デザイン面で気を付けていることは、何かありますか。
当社の業態のイメージを損なわないようにする、ということですね。居酒屋みたいなド派手では困ります。カフェらしい雰囲気を大事にしておりまして、クイック・ヴィジョンさんには理解してもらっているので、今では安心してお任せしています。
クイック・ヴィジョンも色んなところでますます見るようになってきましたよね。
―ありがとうございます。実はロイヤル西日本様にもご導入いただきまして、そのおかげで福岡の飲食店さんからの問い合わせが多くなっているんですよ(クイック・ヴィジョン水溜)。
それは良いことですね。機種も多様で片面のモノもあれば両面のモノもあるのがいいですよね。
―機種のバリエーションも増やしておりまして、最近は小型のものも開発致しました。カフェにあるイーゼル板のようなタイプもございます。新しいものでは朝と昼でスクリーンの動きを変えて、メニューの見せ方を変えることもできるようにもなりました。
ウチも朝と、ランチ、夜でメニューを変えていますから、いいですね。これまでも季節のメニューなどデザインも柔軟に対応していただいていますが、今後カフェ業界もますます競争が激化していくことが予想されまして、当社でも色々見直しを図っていこうとしております。
―当社もキメ細かく対応していきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願い致します。
―本日はお忙しいところ、ありがとうございました。
※ 株式会社カフェクロワッサン(ロイヤルグループ)のWebサイト
※ 取材日時 2009年12月