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製品開発ヒストリー

精密部品加工業の成長期と転換期

元々、(株)クイック・ヴィジョンは自動旋盤で金属部品製造を生業とする、町工場として誕生しました。その(株)クイック・ヴィジョンが、成長するきっかけとなったのは、CTスキャンの心臓部の部品加工にいち早く成功したことでした。
特殊な精密加工技術が海外からも高く評価され、数々の賞をいただきました。


しかし、その一方で主要取引先の製造ラインが中国へ移転したため、部品加工中心の事業を見直す大きな転換期でもありました。

HS6A
主な受賞歴
  • GE横河メディカルシステム社 ワークアウト全国大会(生産技術部門)優勝(1996年)
  • シックスシグマ(※)導入実績により米国ゼネラル・エレクトロニクス(GE)社より表彰される(1999年)
  • 米国ゼネラル・エレクトロニクス(GE)社グローバル・ベストサプライヤー50社に認定される(1999年)

※シックスシグマ……不良品率を100万個中3、4個にする製品品質管理手法のこと

B to BからB to Cへの転換

製造業の生産ラインが次々と中国を中心とする諸外国へ移転するということは、部品加工中心の事業をしていた(株)クイック・ヴィジョンへの発注が少なくなるということを意味していました。 そこで、体力があるうちに、精密加工技術と並んで(株)クイック・ヴィジョンの主力となりえる事業を育て、将来のリスクに備えることになりました。


そうして選んだのが、製造業とは対極的ともいえる「飲食」のFC加盟でした。
メーカー相手(BtoB※)から個人消費者相手(BtoC※)という、あえて対極的な事業を選ぶことで、今まで得られなかった新しいノウハウを獲得することができ、本業にも良い影響を及ぼすと考えたのです。
また、飲食業界は市場規模が大きい割に寡占状態になく新規参入をしやすい上、FC加盟してノウハウを買うことで、リスク分散が可能だという期待もありました。


※B to B(Business to Business)……企業(Business)間の取引のこと
※B to C(Business to Consumer)……企業(Business)と消費者(Consumer)の取引のこと

 
まさかの大赤字

しかし、(株)クイック・ヴィジョンのFC加盟には予想もしていなかった展開が待っていました。
月100万円もの赤字を、1年に渡って出し続けてしまったのです。本部のノウハウはすべて吸収し実行しているはずなのに、さっぱり売上は伸びません。

このピンチをなんとかチャンスに変えたいと、(株)クイック・ヴィジョンは独自にテレマーケティングやRFM分析(※)といったマーケティングの手法を駆使し、売上が伸びない原因を解明しようとしました。
その結果、店頭に出していたPOPと看板の重要性に気づいたのです。


※RFM分析……顧客の購買行動・購買履歴から、優良顧客のセグメンテーションなどを行う顧客分析手法の1つ

自分たちの手で作ればいい!

マーケティング結果に基づき、(株)クイック・ヴィジョンは手作りのPOPや看板を作製して設置。すると、低迷していた売上が少しずつ伸びていったのです。
しかし、POPや看板はそうそう数を出せるものではありません。通行人の妨げにならず、ベストなポジションでいくつもの宣伝を打つにはどうしたらよいのか──スタッフが考えあぐねる中、社長が解決の糸口となる一言を口にしました。


ロールスクリーンのように、広告をまわせばいいんじゃない?


ところが、いくら探しても店頭に出せるようなロールスクリーン型の広告は見つかりませんでした。
「自分たちの手で作ればいい!」──こうして(株)クイック・ヴィジョンは、ロールスクリーン型広告「クイック・ヴィジョン」を自ら開発することにしたのです。

集客アップツール『クイック・ヴィジョン』完成

クイック・ヴィジョンの開発には、本業である精密部品加工のノウハウと、FC店経営で得た集客アップノウハウを余すことなく注ぎ込みました。
さまざまな試行錯誤を繰り返し、満足のいく試作第一号機が出来上がったのは、開発の決断を下してから1年後のことでした。


試しに自店舗の店頭に設置したところ、売上が飛躍的に伸び、その伸び率は月商200万円と驚異的で、FC加盟店の中で、4ヶ月連続して全国一位になるほどでした。

クイック・ヴィジョン一般発売開始

自店舗で大きな成果を上げることができたため、クイック・ヴィジョンを広く集客アップに役立ててもらおうと、一般販売を開始しました。その結果、クイック・ヴィジョン導入店舗が売上昨対比で平均約115%アップを記録したのです。

また、24時間365日店頭に設置し、風雨に耐えられることを前提として開発したクイック・ヴィジョンは、外国製ロールスクリーン型広告をはるかに凌ぐクオリティを誇る製品に仕上がりました。

さらなる展望

これまで、集客アップツールとして多くの成果を出してきたクイック・ヴィジョンですが、(株)クイック・ヴィジョンでは今後新しい広告媒体としても積極的に展開していこうと考えています。その第一歩として、大日本印刷様と業務提携をしました。

また、クイック・ヴィジョンのバリエーションとしても、従来のスタンド型・壁掛けタイプに加え、両面式タイプを開発するなど、日々進化を遂げています。
これからのクイック・ヴィジョンにも、ぜひご注目ください。


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